好きな漫画10選

はてなブログ10周年特別お題「好きな◯◯10選

 

やります

 

バイオーグ・トリニティ舞城王太郎大暮維人/集英社

両手の手の平に穴が開き、その中に物質や生命を入れるとそれらと融合できる能力、「バグ」。猫を入れれば猫人間に、バイクを入れればバイク人間に。そんな「バグラー」たちを狙い、彼らを吸収して無限に穴を増やす「バイオーグ」と、バイオーグを打ち倒す「バイオーグハンター」の戦いの物語です。

絵力、ストーリー、設定、構成、その他全てが規格外と言っても過言ではありません。

痺れるくらいに格好良く、どこまでも純粋で真っすぐな青春譚です。

 

②グラスフィート【木崎アオコ/スクウェア・エニックス

天国を追放された堕天使・ミドと、昏睡状態の婚約者を救う方法を探す刑事・オーウェン。凸凹コンビが互いの目的の為に狙うは、七大罪の悪魔たち!

クセつよキャラクターと圧倒的な世界観・カメラワーク・アクションシーンの強さ。洋画やアメコミが好きな方にオススメしたい作品です。

極めて個人的な趣味ですが、私は最終手段にステゴロを用いる作品が大好きなので、大変有難かったです。全三巻なので是非買ってください。既刊の「私のおっとり旦那」もオススメです。

 

げんしけん木尾士目/講談社

都内某所にある、椎応大学現代視覚文化研究会。主にここで繰り広げられる、オタクな大学生たち(専攻は様々ですが大多数がいわゆる『二次ヲタ』です)の青春物語です。二部作あります。

ただ、よくあるまったり日常コメディでも、超ご都合展開ラブコメでもありません。あまりにリアルなオタクの生態、サークル内のドロドロの人間関係、迫りくる就活…何らかのオタクなら、更には多少なりとも二次元の沼に足を踏み入れた人なら、必ずどこかで刺さります。読んでいて何度も苦しくなりますが、基本的にはハッピーなので読んでください。現在連載中の「はしっこアンサンブル」も読んでください。合唱部の青春モノなのでこちらの方がとっつきやすいかもしれないです。

 

Spotted Flower木尾士目/白泉社

上記の「げんしけん」のイフもしくはパラレルワールド(と明言されてはいませんが、そういった内容を仄めかす描写が多々あります)の作品です。

大学時代のオタクサークルで知り合った二次ヲタの弱気な旦那さんと、強気でパンピーな奥さんの二人に、子供ができるところから物語は始まります。幸せいっぱい順風満帆!と言いたくもなるような生活ですが、「妊娠・出産」という転機と同時に人間関係も…。想像の五倍くらい拗れた関係性が生み出す様々なドラマは必見です。

また、「げんしけん」を読んだ人なら、要所要所での既視感もあって更に楽しめます。私の推しが最終巻で報われない恋(とは描かれていませんが成就させるにはあまりに長く険しい道のり)を抱いたのですが、Spotted Flowerではそれを実らせ、「一番大事な人は君」だとも言われました。あまりに感動して、嬉しくて、最新刊を読んだときは思わずどぼどぼに泣きました。おめでとう。

(こっちで叶ったという事は、あっちではその未来は保証されていない訳ですが…)

 

HELLSING【平野康太/少年画報社

英国王立国教騎士団・通称「ヘルシング機関」。主に吸血鬼狩り、または彼らの対策が専門であり、ヘルシング家当主にして大英帝国国教騎士団長、および円卓会議の一員である女傑・インテグラを主とし、ドラキュラ伯爵・アーカード、元婦警・現吸血鬼のセラスを核弾頭に携え、快刀乱麻の大戦争を生き抜くバトルアクションです。劇中の「よろしい、ならば戦争だ」のセリフなら、原作を知らない方でも、一度は目にした事があるのではないでしょうか。

ヨーロッパの様々な国を巻き込んで繰り広げられる、吸血鬼を主軸とした大戦争はまさに圧巻の一言です。何が凄いかというと、中だるみの類が一切ありません。始まったままの勢いで駆け抜けるスピード感に、重厚かつストイックな世界観、どこを開いてもあまりに美しく、気障で、格好いいセリフ回し。声に出して読みたくなる日本語って、多分ああいうものを指すのだと思います。

映像化もしているので、OVAの方もどうぞよろしくお願いします。

 

月に吠えらんねえ清家雪子/講談社

近代詩人らが集う架空の町、▢(詩歌句)街。彼らをイメージしたキャラクターたちが、日々に悩み、戸惑い、うごうご唸りながら創作に励む。歪で奇妙で頓智来な毎日は、戦争の二文字で大きく変化し…。

近代文学が好きな方、是非読んで頂きたい。あの時代独特の酩酊感、メルヘン、どこか浮世離れした狂気。全部味わえます。これ以上説明するのは野暮だと思うので、自分自身の目で確かめてください。後悔させません。

 

天使なんかじゃない矢沢あい/集英社

新設の高校への期待に胸を膨らませ、意気揚々と入学した主人公。同じ生徒会の会長になったのは、ちょっと気になるヤンキー風の男子で…⁉

あくまで主軸はこの主人公カップルですが、推しなので主人公の親友のマミリン(麻宮裕子)の話をします。金髪を二つ結びにしたおさげに泣きぼくろ、ツンと取り澄ました美人で、頭脳明晰で俗に言うツンデレのお嬢様と、分かりやすいくらい典型的なサブヒロイン的属性の盛りっぷりですが、びっくりするくらいに可愛いです。

自信の外見や言動のせいで周囲からは浮きがちですが、内面は誰よりひたむきで人情に溢れていて…落ち着いた優等生という評価をされていながら、やっぱり年相応な面も散見され…本当は誰より情念の重い彼女が大好きです。

矢沢あい先生の作品なら「ご近所物語」とどっちを紹介しようか迷ったのですが、マミリンの話をしたいが為にこちらにしました。

 

⑧レッツゴー怪奇組【ビュー/小学館

幽霊・妖怪など、人を怖がらせるモノを集めた『怪奇組』首領のメチャ子が、寂れた組織の復活を図り、協力を仰いだのは無類の怖がりな同級生の男子高校生で…。

ここまで書くとジャンププラスの少しエッチな読み切りみたいですが、ところがどっこい、ゴリゴリのギャグ漫画です。基本的に一話読み切りの形をとっており、単行本化する前には、ウェブメディア『オモコロ』で連載されていたので、とりあえず読んでみるのはいかがでしょうか。読んでください。一月末に二巻が出ます。

また、同サイトで不定期連載されている「スーパー不向きくん」が個人的に大好きなので何卒よろしくお願いします。単行本になってくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

⑨来世は他人がいい【小西明日翔/講談社

大阪のヤクザの孫娘VS東京のヤクザの孫息子のラブコメです。

ただ、世間的なラブコメよりはかなり血なまぐさく、苛烈で、どうしようもないくらいに救いようがないです。過去に「次にくるマンガ大賞」コミックス部門一位を受賞しており、未だその人気は衰えるところを知りません。

基本的に少し危険な香りのする美人と美人がやいのやいの言い合っているだけですが、時折「そういえばこの二人の実家ヤクザだったな」と思わせるところがたいへんに魅力的です。倫理も道徳もモラルも掃いて捨てちまえ、といったスタンスはハマるとやみつきになります。

 

⑩千年ダーリン【岩澤美翠/リイド社

二つの体に一つの心臓。事故で半サイボーグになった束ノ間一平と、機械の扱いに精通した仮初銀色がコンビを組み、彼らの命を狙うロボや怪人、怪獣との壮大なバトルを繰り広げる…!

ノスタルジックでロマンチックな雰囲気のブロマンスです。この紹介文を書くために読み返したら涙がぼろぼろ落ちてきました。既刊はまだ一巻だけなので是非買ってください。